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石川県能登 温泉旅館・ランプの宿「秋の料理」試食の義

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輪島塗の三方に乗る「試食箸」

幾田哲夫作、二百年を経て甦った、「煤竹箸」

すすだけ箸とは、茅葺き屋根の囲炉裏の天井に使用している、煤の付いた堅い竹の事で、
お箸に出来るのは、節と節の長いごく一部の物になり、更によく締まった肉厚のある竹でなくてはなりませんので、百本に一本取れるかどうかの夢のような煤竹です、

幾田先生の作品はこの煤竹を、25〜30年程乾燥した冷暗所に保管し、製品化した物で、
ランプの宿ではこの貴重な煤竹を、大切なお客様の季節の変わり目の料理を定める
試食の義で使用する「試食箸」として採用致しております。

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「試食の義」

1・昔ながらの自然塩で身を清める

2・神棚に御神酒をお供えする

3・御神酒を戴き、口を濯ぐ

4・ご先祖の御前より「お箸」を戴く

5・「八百万の神」に感謝し、素材を尊ぶ

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ランプの宿では、料理が変わる春夏秋冬の年4回、宿の主人自らお客様にご提供する、お品を一品一品吟味し、試食をする習わしと成っています、

この日も、料理長(五十嵐悟)の他、お客様からのご意見やアドバイス、感想などを参向とし、女将、若女将、第三者等を交え、「旅人が求める食の本質とは何か」を話し合い、
魅力あふれる秋のコース料理の献立を造り上げました、

石川県の温泉旅館に携わる一員として、今日まで受け継いだ、伝統文化を守りつつ、私を始めスタッフ一同一丸となって、心のこもったおもてなしができるよう、努力致したいと思います、何卒宜しくお願い申し上げます。